
Joan Of Arcのドラマーとしても活躍するOwenことMike Kinsellaの4thは、あいも変わらず美しい響きで僕らを魅了する。ストリングス、ピアノ、ドラムとMikeのうたが、静謐に語りかけてくる。環境音楽としても、うたものとしても成り立ってしまうその音は、CDジャケットのアートワークそのものの静かにたたずむ森の木のような存在感だ。音楽に過度の脚色やキャッチーなメロディは必要なくて、淡々と語りかける弾き語りさえあればよい。「これだけでいい」という本質みたいなものをOwenは知っている。M7 Velvet Undergroundの名曲Femme Fataleのカバーも致死的に良し。この人は本当にセンスがいい。