「綺麗な家」に住もう―100年住宅をつくるということ - 川元 邦親 

もとミサワ常務の川元さんの著書。前半はまったくおもしろくないので読まなくていい。ミサワホームの営業ツール色が強いのは仕方ない。ミサワホームの商品のデザインがいいのは、彼の力によるところが大きく、そのコツが書いてあるので後半は読むに値する。それだけで急にデザインが出来るようになるとは思えないが、ある種のルールを決めることは重要だと思う。「好きにデザインして良い」といわれるときほど困惑することはない。建築であれば、敷地の制限、予算の制限、工期の制限があるからこそ導き出される回答がある。制限が厳しいほど達成されたデザインのよさが際立つ。不自由であることによってそれを乗り越える意思が生まれ自由になれるのだ。

 ほとんどの設計者は、敷地の制限、予算の制限、工期の制限なんて覚悟の上で設計に取り組んで気いるから、クライアントになられた方はそこら辺は安心していただいていいと思う。ただし、予期せぬ邪魔が入ることもあって、それは設計者のやる気をなくさせる。それはたとえばクライアントの親戚であったり、仲介業者であったりする。せっかくの良好な関係を途中から崩さないで欲しい。口だけ出して手を動かさない人間にろくなのはいない。
[ 2007/02/28 23:36 ] デザイン+建築 | TB(0) | CM(0)

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