大晦日 

「あっという間に」という言葉が今年ほどぴったりな年はありませんでした。一言でまとめると、「あっ」です。長くまとめるときりがありません。記録はたっぷりブログに載ってます。音楽と本のブログということで、大晦日らしくなんでもベスト5。

音楽5
(1)Teenage Funclub - Man Made
(2)Primary 5 - North Pole
(3)Sons and Daughters - Repulsion Box
(4)Clap Your Hand Say Yeah - S.T.
(5)Death Cab for Cutie - Plans

(1)(2)(3)やっぱりグラスゴー。なんといってもグラスゴー。Teenage Fanclubはいつでも最高。evergreen。同様の理由でPrimary 5=Paul Quinn。オースターの小説の主人公と同じ名前というのも運命的。Sons and Daughters はスカスカな勢いが良。活躍して欲しいバンド。(4)は滑り込みセーフの期待の新人。スケール大きいです。かっこいいと久々に思いました。そしてやはり(5)。Death Cab命です。そのほかいろいろありますが、ほぼブログに記録してるのであわせてご覧ください。

本5
(1)黄色い雨 - フリオ・リャマサーレス
(2)カンバセイション・ピース - 保坂和志
(3)四十日と四十夜のメルヘン - 青木 淳悟
(4)本当の戦争の話をしよう - ティム・オブライエン
(5)長崎楽乱坂 - 吉田修一

ホントに今年は本を読みました。12月はぜんぜん読んでませんが、あまり読むと頭がおかしくなるので1ヶ月読まないぐらいが調度良いかもしれません。自分で言うのもなんですが、結構本読んでるので「最近おもしろいがない、もう読み飽きた」なんてことを言ってカッコつけたいのもやまやま。しかし、まあ次から次へと面白い本が出てきます。新刊や旧刊に古典、小説にビジネス本。だから読書はやめられません。ということで、選んだのが上の5つ。必読。無理にでも知り合いに読ませたい5冊。

出来事5(かなり個人的)
(1)転職した。
(2)車を買った。
(3)ブログと現実がごっちゃになった。
(4)ワールドカップ予選に無事通過。
(5)ロッテ優勝。ソフトバンク2年連続涙。

人生はドラマです。今年はホントにエキサイティングでした。たった一度の人生、守りに入ると損だと思い知りました。今後も、好きなことが仕事になるように行動したいです。来年こそはソフトバンク優勝。そして戌年。僕は年男。
[ 2005/12/31 03:36 ] いろいろ | TB(0) | CM(2)

さようならG5 

ROXY G5。17年間ありがとう。大学入学当時にどうしても欲しかったKenwoodのミニコンポ。ミニとは言っても相当大きい。本体・スピーカーともにやはり大きい。色は黒。当時はコンポとかスピーカーとか「大きいほうがいい」という風潮があったような気がする。音楽が聞きたいというよりも、パソコンにつなげてゲームの音をでかでかと出したいというのが、主な動機だったように思う。当時、ごく一部で一世を風靡したSHARP X68000。それとつないで、スーパーウーハーを利かせ、ゲームを楽しんでいた。

G5がなかったら、いろいろな音楽とは出会えなかったろう。本当に感謝している。7年前、娘(当時赤ちゃん)がカセットデッキ部分を破壊した以外には、故障らしい故障もなくいつも大活躍してくれた。とうとうCDがおかしくなり、もうゲームはパソコンではしないので、我が家での使命を全うした。外を偶然通りかかった流しのリサイクル業者に引き渡すと、なんだか急に寂しくなった。新しいコンポを買おうと思ってたのだけど、なんだか欲しくなくなった。一年間は喪に服そう。これからどこへいくのか分からないけれど、遠い異国で活躍してくれることを願う。さようならG5。17年間本当にありがとう。文章書いてたら本当に泣けてきた。
[ 2005/12/30 23:21 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

大掃除 

腰痛再発。大掃除が原因なのはいうまでもない。普段まったく運動をしないので、たまに体を動かすとこんな調子だ。今回は大幅に模様替えもかねての大掃除。ベッドの位置を変えるとか、半生をともにしたオーディオがとうとう故障したので(アンプはまだ使えるけど、CDとかテープが・・・)撤去とか、大規模だ。大規模の模様替は一級建築士しかできないので僕がやった。前のプランはワンルームアトリエを夫婦別室状態で分かれて使っていたのだが、今回はすっきり並べる配置で。結果ごらんのとおり。モデムやルーターその他いろいろ、配線のジャングルを乗り越え無事にいろんなものがつながった。ものがありすぎという話もある。

初代ポリバケツG3の液晶モニタには、ビデオ入力がついていることを発見。DVDとかゲーム機とかつながるのでとても便利。当分いろんなものを繋ぐのはいやです。この部屋の見えていないほうに、本やらCDやらがある(現時点で手付かず。見せれません。)あとは、年賀状を書く気力体力をなんとか振り絞りたい。
[ 2005/12/29 21:15 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

納会 

今年最後の出勤なので、書いていなくて溜まった伝票を処理。これだけであっという間に昼。k女史、kj君とshimop3君と昼ごはん。たまにみんなで食べると楽しいことに気づく。そしてあわただしく身の回りを片付けて時間切れ。早めに帰る用事があったので、同じく早めに帰るkj君のPAOに乗せてもらって、京都駅へ。うーん、気をつけてポーランド行ってきてください。あわただしい一年がどうやら過ぎたようだ。帰り際k女史にいただいたみかん(高知産)。そのとてつもないおいしさのおかげで、無事新年が迎えられそうだ。
[ 2005/12/28 23:23 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

京都・大阪・奈良 

今年最後の打ち合わせと忘年会。京都・大阪・奈良を移動。本当に今年はいろいろな人にお世話になった。いろいろな出会いもあった。同じ数だけ別れもあったろう。移動の電車でそんなことを思いつつ、気がつくと寝ていた。一年前はこの電車に乗っていると、憂鬱な気分だった。そして西大寺からなんばの区間のほとんどをやる気もなくただ寝てすごししていた。要するに同じように寝ているのだけれど、夢の中身が違うようだ。

F社大阪チームのみなさん。今年は御迷惑をいろいろかけました。来年、楽しくやりましょう。
[ 2005/12/27 23:55 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

The Milk of Human Kindness - Caribou 

Caribou(formerly known as manitoba)。カナダよりマニトバ改めカリブーの、変名後の第一作。エレクトロニカ〜シューゲイザー的サウンドとして、My Bloody Valenteinの金字塔「Loveless」を超えたともされる前作「up in flames」を、さらに上回る名作。サイケデリック度合いといい、メロディアス度合いといい、かなりキテる。マイブラ、初期ブー・ラドリーズあたりを懐かしくも思い出した。

ブー・ラドリーズは、ポップに開花した「Wake Up!」も間違いなく名盤だが、シューゲイザーっぷりの爆発するその前作「Giant Step」もタイトルどおり大きな一歩だ。エレクトロ方面の金太郎飴サウンドで、唯一無二の境地を切り開いたのがステレオラブだとすると、マニトバ改めカリブーはそれらをすべて飲み込んだ大蛇のよう。こんな底知れない男がいるから音楽はやっぱりやめられない。
[ 2005/12/26 23:31 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

そんなにたくさんの 

子ども達に、うさぎや犬にもサンタさんからプレゼントが届く。とてもうれしそうだ。僕とhonahonaさんからといって一品ずつ。おまけに妹からおもちゃがどっさり届く。おばあさんからも届くだろう。むろん狂喜乱舞の子どもたちだが、こうももらうと、一つ一つへの愛情が薄れてしまいそうだ。サンタさんからの品だけで十分なのではないか。贅沢すぎる。贅沢だ、やっぱり。来年からちょっと考えよう。うん。
[ 2005/12/25 19:18 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

サガナカルミナリエ 

イブです。我が家のある団地でも、そこかしこに家を電飾する人々が。なかでもこれは、最大級の電飾。うーん、もはやテーマパークです。ちなみにうちの団地は、日本の、ごくありふれた団地なのですが。年中これだと困ったもんですが、この季節はこんな賑やかなのもいいのではないかと思えてしまいます。

今日は、いつもお世話になっているY家、お隣F家、あと木下君(おいおいこんなとこにきてていいのかい?)とクリスマス会。材料買出しが、品物売り切れとかで、結構大変でしたが、なんとか無事食材を買い揃えることができたので良かった。Y家がブイヤベースにシフォンケーキ、F家キッシュとサラダとチーズフォンデュ(野菜)、I家で毎年恒例拙作のローストチキンと今年はさらにポーク・ノルマンディ風追加で、あとチーズフォンデュ(ソーセージ)。どれもこれもおいしく幸せでした。これだけ食べればもうおなかいっぱいです。とにかくメリークリスマス。
[ 2005/12/24 23:44 ] いろいろ | TB(0) | CM(2)

きょうはみんなでくまがりだ 

MテューターのところのLABOのクリスマスパーティ。子どもたちの手作りのプログラムも味があっていいかんじ。歌、踊り、ゲームなど楽しい時間をすごせました。もちろん目玉は、このために練習した劇「きょうはみんなでくまがりだ」の発表。10分ほどの作品の台詞を英語、日本語ともみなしっかりと覚えていたのにはびっくり。小2のお姉ちゃんチームはもはや貫禄すら漂うしっかり度合いで安心して見ていられるし、いつもはちょろちょろしているだけと思っていた年中弟チームも、何をやるべきなのかをどうやらちゃんと理解しているたようだ。とてもすばらしい劇でした。

練習のため我が家でも「きょうはみんなでくまがりだ」のCDがかかりっぱなし。わくわく熊狩りにでかけよう。

We're going on a bear hunt.きょうはみんなでくまがりだ。
We're going to catch a big one.つかまえるのはでかいやつ。

熊狩りには困難が伴う。深い森、流れの速い川、どろどろした沼、寒い吹雪、暗い洞窟。

We can't go over it.うえをこえてはいかれない。
We can't go under it.したをくぐってもいかれない。
We must go through it.とおりぬけるしかないようだ。

上を越えたり、下を潜ったり、ショートカットをさがしてみたり。そんな努力よりもまっすぐ困難な道を進もう。Go straight,We must go through it. 人生にとって基本的な、だれにでも分かりやすい大切なことを、どうやらわが子らに教えてもらった気がする。一日はやいクリスマス・プレゼント。ホッ、ホッ、ホッ、メリークリスマス。
[ 2005/12/23 22:22 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

BETA TALK 

BETA TALKという非常に面白いBLOGがあった。見つけたのは今年だった。見つけたというのは微妙に表現として正しくない。向こうから見つかるためにやってきたのだ。圧倒的な文字数と、精密な筆致、卓越した語学力。下手な小説も真っ青なBLOGだった。それもすべては過去形だ。まだ、ネット上にあるうちに最後のトラックバックは打たせてもらう。それが、BLOG仲間としてできる最高の、最大の賛辞だと思う。

kjという男に出会えたことは、僕の今年の最大の収穫だといっていい。個人的には今年は転職したりと、実生活でも波乱万丈だった。ネットとリアルが混乱のうちに同期してしまうという、ほとんど小説のようなことが実際に起きた。そして、僕が転職したF社には、2週間遅れで入社したshimop3という男がいる。彼と出会えたことも今年最大の出来事だった。やっとまともに音楽の話が会社できる。それだけで今の会社は十二分に楽しい。BETA TALKとシンクロしてからの僕の人生は、安定性と引き換えに、広大に広がる可能性の平野をひたすらに走る権利を獲得した。

まだ信じられないが「BETA TALK」が本当に終了してしまったとしよう。それは新たなステージへと駒を進める時期が来たという知らせだろう。ますますエキサイティングな人生になれるようがんばろう。たのむからしばらく会社は辞めないでくれkj。
[ 2005/12/22 22:34 ] いろいろ | TB(1) | CM(5)

Dreams Come True - Judee Sill 

これもFライブラリ(S)所蔵品。ジョニ・ミッチェル、キャロル・キングなど女性フォーク・ロックの隠れた至宝ジュディ・シルの幻の3rd+未発表音源。疲れた今、こういうのを聞くとグッとしみます。ジュディ・シルが、1st、2ndを出したころつまり1971年と1973年あたりの日本は、日本語による日本のロックを見つめた名作が多々生まれたころで、はっぴえんど、大瀧詠一(おんなじか)、キャラメル・ママ(またかぶってる)、はちみつぱい(前に同じ)、吉田美奈子、荒井由美に、なんといっても金延幸子など、いまだに色褪せない音楽が作り出された時期でもあります。その濃度と今の日本のロックの濃度はぜんぜん違うような気もします。音楽だけでなくすべてが雲母のように薄く、チベット山頂の空気のように薄い。

やさしい歌声のジュディ・シル。その背景にはきっと、暗く憂鬱な過去や現在があったのだろう。震えるような、そして女性らしくやわらかな、そしてどこか自分の身を削って振り絞るような、魂の音楽がある。還元しきれないほど濃縮された芳醇な葡萄酒のような味わい。子宮につつまれていたときの安心感の音楽。必聴盤です。リミックスはジム・オルーク。
[ 2005/12/21 23:08 ] 音楽 | TB(0) | CM(2)

もう牛は 

朝、新聞に。たのしそうに輸入が再開された米国産牛を食べる若いカップルの姿が載っていた。ここ、とか、ここらへんの一連の記事を読んで欲しい。そこに書かれていることが一ブログ作者のフィクションであって、真実でないとしても、ほぼ同様の事実が存在するだろう。どうも新聞なり、メディアは言論の自由を失い、だれかは分からないけれど悪のステークホルダーのシンジケートによって書かされている記事があるようだ。

みかんが傷んでいるから、そこだけよけてあと食べちゃおうというのと同じぐらいの発想で、牛肉のやばそうな内臓とかスジとかはよけて食べれば大丈夫という理論は間違いだと思う。根本的におかしい。考えてみてほしい、腐っているのではなく、ウィルスに犯されているのだ。もちろん健康な牛もたくさんいるだろう。ただ、それはどうだか分からないものを食べる、食のロシアンルーレットなのだ。そんな精神状態で食事をしてもおいしいわけがない。というわけで、おいしい物好きの僕としては米産牛は食べれそうにない。
[ 2005/12/20 23:35 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

なんでもぎりぎりの 

ギリギリジンジンジン。メールを送ったつもりが、着いてなかったり。だからファックスしたら、4時間後にメールが到着したと連絡がありました。くやしいからスネールでもおくりつけてやりました。しかも見積もりなのに3部。明日閉め切りだ、毎日締め切りだ。

「傷ついて疲れ果てて暗闇に飲まれたとき
 思い出してよあの頃の輝く眼差しを
 だけども、無理をすることなんて、ないんだよ
 君は君のまま、いればいいそんな君が好きさ
 もう、大人になりなよって、周りのみんなはゆうけれど
 夢だけは諦めないで、きっと叶うはず
 がんばれよ、負けないでよ、掴むんだ君だけの明日を
 最近の歌謡曲はほとんど歌詞がこんなカンジ」

帰り間際に、メールの送り逃げ。添付が届かない。ていうか付けてない。
でも大安心。プリントしてきてる。クライアントはすぐ近く。
夜中にあわてて運ぶ。なんでもぎりぎりの。ギリギリジンジンジン。

90年代の日本の歌謡曲は怪傑ギリジンが歌った、たったの8行に凝縮される程度の中身だった。振り返ると、なんの思い出もない。70年代、80年代にはそれなりに名曲がそろっていたと思う。2000年代になると、ラジオで聞く限りヒットチャート上位の顔ぶれもなかなかよくなっているのではと思う。
[ 2005/12/19 23:45 ] いろいろ | TB(0) | CM(3)

くるり - NIKKI 

BLOG全盛期にふさわしい「NIKKI」というタイトルを冠したくるり最新作。つれづれなるままに書くのが日記。思った事を誰にも見せずに書き留めておくのが日記。でも何処かの誰かに読んで欲しいからわざわざ書くのが日記。なんにもない一日だからこそなんか書かなくてはというのが日記。日本語ロックの王道を電車で走り抜けるくるり。だれの耳にも届くように普通電車の奏でる音楽だ。今日がきて明日がきて、いいこともあれば悪い事もある、僕らの日常のための音楽だ。快速、急行、特急にのらないとなんだか損をした気になる、そんなあなたにこそ聞いて欲しい音楽だ。急いでいく必要は何もない。ゆっくり、くるりでもどうだろう。

先行してシングルカットされている、「Baby I Love You」,「Superstar」,「Birthday」,「赤い電車」はどれも、キャッチーでほのぼの感が漂う名作。ラジオでも頻繁にかかっていたので、このアルバムは新作という感じがぜんぜんしないのも事実。「お祭りわっしょい」のような特異な楽曲以外は、レイドバックしたようなソフトロック的、日本のフォークにも通じる落ち着きだ。もうすぐ岸田繁は愛と平和を歌いそうな気がする。ジョン・レノンみたいに。
[ 2005/12/18 22:12 ] 音楽 | TB(0) | CM(2)

やる気 

朝起きると、人の家だったことに気づく。熟睡できて疲れが取れた。市バスと京大生の笑い声で目が覚めた。布団があまりに気持ちいいので、二度寝を試みるが、コーヒーのいいにおいがするので、ふらっと起きて階段をおりた。そういえば、YASKIさんの家には赤ちゃんがいるので、その泣き声で目が覚めるはずだった。でも朝まで泣き声にはとうとう気付かなかった。

赤ちゃんというのは、やる気を出させてくれる力がある。夜泣きとか、授乳とか母親は大変なのだけれど、なんだか見ているだけでやる気が出てくる。「よし、お母さんもがんばっているのだ、お父さんも張り切って仕事してくるぞ」。親になったからしっかり稼ごうという気になるのだ。それは間違いなく人間の、そして動物すべての本能だ。

mariさんに朝ごはんを作ってもらい、コーヒーを御馳走になり、ここでようやく御子息k君に対面できた。猛烈なデジャヴュ感で、もしかして二日酔いかと頭がぐるぐる回転し始めたけど、理由はmariさんの台詞であっさり解決した。k君の服がうちの子供のお下がりだったのだ。k君を抱っこさせてもらった。にっこり微笑むk君に将来大物の予感を確信しつつ、本日のやる気を100%にしてもらった。

休日出勤のためmariさんに会社まで車で送ってもらい、その途中でデザイン業界のあれこれを話しながら、「一緒に仕事ができるといいねえ」なんてどっちが言い出したか忘れたけど、いつも思っていて心のどこかに引っかかっていた言葉がふと目の前に現れた。気の合う仲間で、日本とはいわないけど、せめて京都という町を盛り上げるようなプロジェクトをしてみたい。これからの世の中を良くするためには、デザインの力が必要なんだということを、その価値がよく分かっていない人に分かってもらいたい。きっとYASKIさんも夢の中で、同じ事を思ってくれていたはずだ。
[ 2005/12/17 23:23 ] いろいろ | TB(0) | CM(5)

まいちにうまい 

会社の忘年会が一乗寺某所であった。だいぶ自宅から遠いので、きっと帰れないので、ご実家も旅館のYASKIさん家をあらかじめ予約。昨日もおいしかったが、今日はふぐ。ふぐである。てっさ、てっちり、焼き物、雑炊と、ほんとにおいしい。とくに焼き物は、にんにく味がつけてある訳でないのに、にんにくのにおいがほのかに香る絶品。この味は、まだ子どもに食べさせる訳にいかない。刺身盛り合わせもでた。うにとまぐろがおいしかった。まいにち食べたものの話ばかりかいているが、そいうえば、うちの娘の日記<あのね帳>も食べ物の話ばかりだなと親子の絆を感じた。彼女の日記は、僕のBLOGなんかよりおいしかったの表現がとても優れている。
[ 2005/12/16 23:23 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

辛い誕生日 

年に一回の僕の誕生日。家族で韓国料理を食べにいく。常日頃「俺の誕生日にケーキはいらん、できることなら辛いものにしてくれ」という要望がかなったわけだ。キムチにダッカルビ、ビビンバにクッパに焼きそば。最後にアイス。ダッカルビ最高。辛くて甘くてうまい。

誕生日らしく35歳の抱負でも。(1)詰めの甘い欠点を直す。(2)その場しのぎでなく、戦略を立てれるようになる。(3)読書量前年度比105%。(4)下を見ないで前を向く。(5)明るくしゃべる。皆を盛り上げる。

ついでに、未来の予測。あたりそうな事。男性の時代は終わり、女性の時代も来たと思ったら終わり、ゲイの時代へ。クローズからオープンへ。大企業からネットワーク企業へ。ゆるがないのは安心したい気持ち。コンプライアンスと信頼・信用。あたって欲しい事、デザインや企画など価値の計りにくいものが正当に評価され、それに投資する企業のみが生き残る事。あたって欲しくない事、徴兵制度の実現化。僕ら世代が初めて真剣に政治への拒否と反抗に参加する機会が出てきそうなこと。
[ 2005/12/15 21:43 ] いろいろ | TB(0) | CM(6)

混乱 

某社へ打ち合わせに行く。打ち合わせは無事終了。ここであるひと(1)に捕まり打ち合わせ。つかまえたい人(2)がいたので、つかまえて打ち合わせ。つかまえられたくない人(3)につかまり打ち合わせ。昼ご飯。別のつかまえたいひと(4)がいたので、さらに打ち合わせ。すると、僕をさらにつかまえたかった人たち(5、6)に見つかり、打ち合わせ。さらに、つかまえたい人(2)に逆につかまり打ち合わせ。要するに、わけがわからなくなってきたので、全部オッケイですと答えておいた。ノープロブレム。任せてくれ。なんとかするから。いや、なんとか以上にします。

その後、今日一日だけ開店するうわさのショップ<Etcetra>を冷やかしに。お客がいないが大丈夫か?と心配したが、午前中は行列だったと聞いてひと安心。そのまま家に帰り、チャーリーの散歩。帰宅後あまりに寒いのでファンヒーターをつけて、暖まっていたら、座ったままの姿勢で壁にもたれて寝ていた。家のチャイムがなったのにも気付かずだ。自分が燃えなくてよかった。まったく寝るつもりのないのに寝たというのはどういうことだか、やっぱり訳がわからない。ファンヒーターをつけたとこまでは記憶があるのだけれど。オッケイ。ノープロブレム。僕は生きている。
[ 2005/12/14 23:23 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

At Action Park - Shellac 

1994年スティーブ・アルビニ。ちょうど学生時代、1980年代後半から1990年代前半は、もっとも音楽を聴いた時期だった。そのころのアルビニといえば、ニルバーナ、ピクシーズをはじめ、いろいろなバンドのプロデューサーとして大活躍(とたぶん揉め事)していた頃だ。big black~Rapeman後、プロデューサー業に勤しみつつ、ようやく自身のバンドShellacが始動する。Rapemanといえば、日本の(ごく一部で)有名なコミックで、高校時代の有名人竹島先輩(大学も気づけば同じだった)に無理矢理読まされたのを思い出した。漫画の内容と、竹島氏の強烈なキャラクターが忘れられない。

そんな強烈な思い出に勝るとも劣らない本作は、この手の路線の匠であるアルビニの集大成とも言ってよい名作で、いろんな事を自分で、あるいは他のバンドで試した結果、ハードコアのシンプルなコアの部分が残ったという、余計な装飾のない引き算のアルバムだ。ギターがこれこそCutting-Edgeな鋭角なざらつきを奏で、ときおり発する押さえ気味のボーカルも最高にクールである。弊社Fライブラリ(S)所蔵品。この書き方、藤子不二雄(A)と似てるな。
[ 2005/12/13 23:23 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

不動産 

社長と新事務所の物件さがしに出かけた。ヴィトンの上、京都証券、旧朝日シネマ、朝日新聞京都、そして古今烏丸。古今のは綺麗で最新の設備だが、単純に高い。朝日シネマはひどい状況で、そのほかは五十歩百歩といったところ。京都証券のもと取引所だったところは、吹抜けが6mもあってびびったが、どうも息苦しい。一番ユニークな物件だった。

町屋を改装したり、古いビルをリノベーションしたりと夢は広がるけれど、ちょうどよい不動産ってのは出てこない。場所、家賃、タイミングすべてが一致する物件はそうはない。ひとまず、室町蛸薬師のちょっと外観は中途半端で、天井高さもなくて、不思議な感じのビルになりそうな予感。帰りに社長ケーキとイタリア料理を御馳走になる。カジキのマリネ風サラダ、生ハムとディル、トリッパとインゲン豆の煮込み、orechiette(みみたぶパスタ)とムール貝とフレッシュトマトのパスタ、手打ちの太めパスタとポルチーニ茸のソース、にんにくとオリーブオイルとバジルのパスタなどを食す。うまし。ポルチーニとトリッパが特に。
[ 2005/12/12 23:33 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

リフォーム現場 

モノスタさんのところの現場にお邪魔した。ガレージ工事の方々が、日曜だというのに精を出していたので、「おつかれさまっす」と職人さんに声をかけるときの、ちょっと馴れ馴れしい爽やかさをアピールしたりして、「設計のMさんお願いします」とアーキさんを呼んでもらった。建物は増築ということで、その場所にはそぐわないモダン&ナチュラルな開放感とプライバシーの確保を同時に実現する素敵な建物だった。無垢の床や、オリジナルのキッチン、スチールプレートの階段など、随所にモノスタさんのこだわりがみられる。キッチンの天井のオレンジと階段の側壁のマットな黒が、オランダ建築を見ているような楽しさで、きっとここに住むご家族は毎日賑やかでたのしい時間を過ごす事ができるだろうと、勝手に確信した。新しい家に入ったときに感じる希望の光は眩しくて、元気をもらったような気がした。

見学させてもらうのに、お施主さんに手みやげも持たず(アーキ&ユーキさんに差し入れも持たず)、せめてお礼の言葉でもとお施主さんの姿を探すと・・・、ガレージ工事をしている職人さんが実は職人さんでなく全員ご家族だと判明・・・(- -; 見破れなかった。みなさん、作業着姿、似合い過ぎです。内観はちょっと写真とれませんでしたが、外観(と犬)はとれましたので、モノスタさんここに載せてもいいですか?連絡まつ。

追記:では、写真をば。16:9、面白い写真とれます。
monomono.jpg

[ 2005/12/11 23:33 ] デザイン+建築 | TB(0) | CM(1)

Thunder, Lightning, Strike - The Go! Team 

HipHop、Funk、60年代のグルーブとRock/Alternativeと、太陽に吠えろの雰囲気をすべて呑み込んだ、脅威のバンドThe Go! Teamの1st。スクラッチやら、インスト、フォークなんかも入り交じり、とにかくポップでパンクでGroovy。Clap your hands say yeahも賑やかですが、これもかなり賑やかです。ごった煮です。猛烈なタイトルも納得。でいてすごく聞きやすいので、かなりの方におすすめです。2005フジロック参加組。ツインドラムの一人が日本人女性のようです。彼らのサイトも、手作りローファイ感たっぷりでごわす。世の中は広いがどこかできっちりつながっているようだ。
[ 2005/12/10 23:37 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

cocoapotraceとAdobeライブトレース 

どちらもラスターからベクトルへの変換ツールです。そのむかしAdobe Streamlineというのがありましたが、今ひとつの性能だったように思います。cocoapotraceはフリーウエア。MacOSX用とUnix用があるようです。Drag&Dropで変換できるお手軽さ、そして脅威の精度。ロゴのトレースに抜群の威力を発揮するでしょう。ああ、ゴルフ屋の看板のとき使えばよかった・・・。そして、Adobe Illustrator CS2に付属のライブトレースにライブペイント。これははっきり言って使えます。パラメーターをいろいろと弄ることによって、ほぼ希望通りの形状に自動で変換してくれる。太い目の線を塗り形状にしたり、太い線として抽出したりと大活躍しそう。手書きの味わいを残しつつ、ベクターに変換という、いままでこんなの欲しかったという、夢と希望のツールです。まあ細部は手直し必要ですけど、今後の進化に期待。山盛りの仕事も片付くように思えてきました。
[ 2005/12/09 23:23 ] デザイン+建築 | TB(0) | CM(0)

青春と変態 - 会田誠 

F文庫所蔵品。教育上装丁が載せられません。芸術家というかイラストレーターというか、不思議な立ち位置の会田誠による、17歳の変態日記。変態の程度は軽症で、トイレをのぞくのが趣味であり、生き甲斐である程度のもの。その一部始終を日記に付けているというだけのこと。「覗く」ことへの欲望は大なり小なりだれにだってある。それが、女風呂なのか、女子トイレなのか、だれかの日記の中身なのか、政府の重要書類なのかで、犯罪の度合いが変わるぐらいのもので、前の2つは覗きのなかでも、青少年であれば健康といってもいいだろう。そういえば、男子トイレ覗き、男風呂覗きというのは聞いた事がなくて、男性でなく女性が覗きたいものはいったいなんなのだろう。だれか教えてください。

さて、ストーリーの方は意外とよく出来ており、結局覗き屋としてのクライマックスを最高の形で迎えているので、ある意味ハッピーエンドともいえる。自分が変態であるとはっきり認識している少年は、自分が結局女性が好きか男性が好きかもわからない錯乱ぶりを見せる。それは変態というより青春がもつ特質なのかもしれない。ドストエフスキーの「地下室の手記」にも近い告白と、ふりかえればくだらない青春の青さを、日記として表現した会田少年は、文学への造詣の深さとサキヨミの力を持ち合わせていたににがいない。
[ 2005/12/08 21:32 ] | TB(0) | CM(0)

Clap your hands say yeah - s.t. 

ちょっとだけその噂は聞いていた、噂のインディー・ミクスチャー・ガレージ・ポップバンドClap your hands say yeah。これは早くも金字塔といってもいいだろう1st。「それってyoshiiiさん好きかも」というshimop3&kj両氏の言ってる事が、聞いた瞬間よーくわかりました。ローファイ復活か?という投げやり気味のボーカルと、いろいろなものを混ぜて作った、何でも入りのナベ料理のような風味、へろへろのジャケ、どれをとっても今後を期待させてくれます。デイビット・バーン、ブライト・アイズ、ペイブメント、ルー・バーロウなんかを彷彿とさせるすばらしさ。踊りだしたくなるような、明るいポップチューンが多いのも、暗いニュースばかりの今日この頃に、気分を明るくしてくれていいです。にぎやかなクリスマス〜正月にピッタリだな。wichita recordのレーベルメイトには、納得のブライト・アイズ、Bloc Party、Espers、KID606、Her Space Holidayなど蒼々たる面子がそろっています。年末に滑り込んできた、今年のNo1候補(あくまで個人的)。
[ 2005/12/07 23:01 ] 音楽 | TB(0) | CM(6)

Deliverance - Cosmic rough riders 

またまたグラスゴー系です。ちょっと前の作品です(1999)。ジーン・クラーク(ex. the byrds)直系の荒廃と哀愁の美しいメロディが心を癒してくれる、バンド名もクールなCosmic Rough Ridersの1stです。Teenage Fanclub「Bandowagonesque」、Velvet Crush「Teenage Symphonies to God」などのギターポップ史上の奇跡的名盤に劣らない名作。こういうのに僕は弱いわけです。どうもその方向性は一生変わらないのかもしれません。フロントマン、ダニエル・ワイリーはソロになるわけですが、彼が抜けた後もバンドはしっかりとがんばっています。こういうバンドを見つけさせたら、この人の右に出るものはいない、アラン・マッギーのPOPTONESから。アランさんOASISで荒稼ぎしても、きっちり良い音楽を届けてくれてます。
[ 2005/12/06 23:49 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

脳はとまらない 

仕事を夜遅くにやっていて、なんかこう、煮詰まってきた。しかし締切りというのがあるので、なんとか形にしなくてはいけない。いけないけど、全然形にならない。形にならない上にPCの調子が悪くなったりする。悪くなったりして解決なんかしてみると、もうすっかり丑三つ時だったりする。黒砂糖を齧りながら、脳を活性化させる呪文を唱えよう。そうしたあとに、何でもいいからとにかくキーボードで文章を書いてみよう。

しばらく打ち込んでいると、つながりのようなものが見えてくる。大体時間にして夜中の三時ぐらい。そこから脳をフル回転させて、論旨をまとめていく。諦めたらだめ。この辺りで必要なビジュアル資料を集めたり作ったり。文章をビジュアルとを融合させてる。このへんでKeynoteの出番だ。神がかり的なスピードで資料が出来上がるだろう。

体はしんどいけど、脳は決して疲れないし止まる事もない。脳が止まるときは人間が死ぬときだけだ。考えて、考えて、考えていると、脳が活性化しだす。脳のニューロンがつながりだす。宇宙と同じぐらい広大な脳内の空間には、自分でも驚くほどの記憶の断片が転がっているのだ。その星屑のような記憶たちをつなぎあわせていく事ができれば、能力の120%でも200%でも出す事は決して不可能ではないだろう。
[ 2005/12/05 23:50 ] いろいろ | TB(0) | CM(3)

つながりたい 

こんどは、これ。mixiGraph。ソーシャルネットワークサービス「mixi」でマイミクシイのつながりを視覚的に表してくれるものだ。Win,Mac両方あるのでどちらのユーザーでも楽しめる。だれとだれがつながっているのか、見ているだけで楽しい。友達の友達は・・・ときて何人目で自分に帰ってくるか(帰って来れるか)なんてのを探してもたのしい。顔写真を動かす事が出来るので、ひっぱたりのばしたり、なんだかクセになる。

mixi自体はeMercury=Find Jobの会社が運営していて、人材ネットワークをどのように構築し活用するかの研究も兼ねていそうだ。リアルの友達ネットワークと、趣味や仕事などなんらかの共通項でふらふらと集まってできた仮想ネットワークがカオティックかつエキサイティングに融合して、mixiは空前の盛り上がりを見せている。
[ 2005/12/04 23:33 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

つながりのデザイン 

唐突ですが気になるサイトをいくつか。ハコダテ・スローマップというウェブサイトは、【Context Viewer】というFlashを利用したツールで、記事と記事の関連するものを視覚的に結びつけて情報に広がりをもたしている。世界一といっていいFlash職人、中村勇吾の手によるものだ。

NEC ecotonohaや、X-BOX360のこのサイト。デザインに共通性がある。フレームワークを決めておいて、ユーザーの参加によりデザインが変化する。たいした目的はないのだけれど、見ているだけで面白い。前から気になっていたけど、もしかして、これも中村氏だろうか?間違いなさそうだ。X-BOXのはトラックバックも受け付けている。なーるほど。

これからはAction Scriptの時代になりそうだが、それによって「つながりのデザイン」をうまくすることが最優先事項になりそうだ。見えない糸を手繰っているはずのユーザーに、その糸を見えるようにする。気づかなかった糸の先についた何かを見えるようにすることだ。
[ 2005/12/03 23:33 ] デザイン+建築 | TB(0) | CM(0)

google earth 

googleはどこへむかうんだろう。google earthを操作してそう思う。自分の家まで見つけることのできるこの脅威のツールは、何がしたいのだろうか。なんだか誰かに監視されているようだ。行き着くとこまで行き着いた覗きの趣味なのか、どこでもドアの一歩手前の技術なのか。もともとは買収したKeyhole社のソフトだった。そのほかにも、ブログツールのBlogger、画像処理ソフトPicasaなどのツールもいまはGoogle社の提供である。

Googlezonという架空のシナリオが打ち立てられ、Google+Amazonが手を結び、巨大なWEBコングロマリットを作り上げるというFlashが世間を賑わせた。「地球上の何でも探します・探したものはすぐにお手元へ」、ユーザー参加による商品の信用度自己チェックシステムは花森安治の「暮らしの手帖」並みの厳しい目で商品を審査し、使うごとに個人にそしてユーザー全体に最適化されるシステムは、欲しいものを見逃さず探してくれる。至れり尽くせりのサービスはすぐそこまで来ている。
[ 2005/12/02 23:01 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

テクノイズ・マテリアリズム - 佐々木敦 

これに書いてある音楽をほぼ聴いたことはない。聞いたことがないのに、聞いたことがあるように感じてしまうのは佐々木敦氏の天賦の才だ。いろいろ音楽を聴いていて、多少刺激が足りなくなったなあ、と感じたら、佐々木氏のお薦めを頼りに一風変わった音を探しては聞いていた。かなり昔の話になるが、Boredoms・想い出波止場・暴力温泉芸者などを紹介していたのも氏だった(ように記憶している)し、もっといろいろと前衛的なのを紹介していた。現在は、Headsでかなり良いセレクトでCDをリリースしている。tortoise,sam prekop(ex sea and cake),ロロロ,Jim O'Rourke等々。

ケージ、オリヴェロス、大友良英、フィラメント。ただならぬ面々のただならぬ作品。それは、「音」をしっかり聴くこと。ケージの「4分33秒」のように、音を知覚すること。そういう類の音楽が、「テクノイズ・マテリアリズム」の音楽だ。アフォーダンスという知覚論があるのだが、それを音楽に適用したのがきっとここで佐々木氏が言いたかったことだと思う。電子音楽は、余計な音を削いでミニマル化した。同様に建築の世界にもミニマリズムというのがある。音を聴く環境として建築というものが存在するならば、その2つは同期するように起こった現象に他ならない。人間の知覚を頼りにした建物というものを何とかして生み出すことが出来ないだろうか。「4分33秒」のようなブレイクスルーは出来ないだろうか。

[ 2005/12/01 21:00 ] | TB(1) | CM(2)